肩関節を挙上や、外転した際に構成している組織同士が衝突して生じる症状である。
腕を横から挙げた際に、グリッとコチっと鳴る音が、インピンジメント、衝突音です。
具体的には、
上図のように肩関節が構成されています。
肩関節を外転(腕を横から挙げる)際に上腕骨頭と、肩峰の間で、
肩峰下滑液包や腱板(棘上筋インナーマッスル)を挟みこんで、衝突している状態。
これを、インピンジメントという。
始めは、音がコチっと鳴るだけだったのが時間が経つにつれて、痛みが軽減されるどころか、だんだんと痛みが強くなるそんな症状の方を良く見ます。
衝突している状態なので、
その様な状態で日常生活や、肩関節に負担がかかる時間が長いと、関節内で炎症を起こしてしまうため、痛みがだんだんと出てくることが多くあります。
腱板損傷や、五十肩・四十肩でも、
このインピンジメント、衝突音は多いです。
また、
✔️野球をしている方で痛みを我慢してプレーし続ける
✔️家事を痛みを我慢しながらする
この様な方は、痛みが悪化しやすいですので、痛みを感じたら、早めに治療する事をして下さい。
炎症が起きてる状態で、
過度に刺激や、筋肉のストレッチを過度にしてしまうと、症状が中々良くならないと考えます。要するに、炎症が高まり、中々改善しにくいと考えます。
そこの患部にアプローチをかけるより、負担をかけている、他の部位からアプローチして治療する事が最適ではないかと考えます。